レクリエーション
Recreation
精神科病院におけるレクリエーションの役割
レクリエーションとは
レクリエーション(recreation)は、「楽しみ・娯楽・気分転換」を指し、re-creationは、「再創造」を意味する2通りの言葉から成り立ちます。
当院では、治療法のひとつとしてレクリエーションに力を入れており、季節のテーマに合わせ、ゲーム・共同制作・スポーツなど患者様のニーズに応じて企画、運営しています。
精神科病院でレクリエーションを取り入れる目的と効果
昔を思い出し、人と人との関わりを広げ、心の安定を取り戻す
慣れない入院生活から、閉じこもりがちになることがあります。
レクリエーションの場を共有することで、共通のコミュニケーションの場となります。
そして誰にでも幼少時代に行った遊びや慣れ親しんだ季節の行事、お誕生日会など様々な思い出があるもので、心の安定・安心にもつながることが期待されます。
季節感を感じ、楽しむことでQOLの向上につなげる
入院生活は、単調になりがちなことが多いです。
そのため季節に合った行事をレクリエーションとして取り入れ、「ああ暑い夏が来たなあ」、「すっかり秋だなあ」など、患者様自身が体験し感じる機会を作ることができます。
移り変わる季節の日々を味わいながら過ごすことが、QOL(人生の質)を高めることにもつながります。
上記の他にも様々な効果がありますが、当院では様々なレクリエーションを通して社会性を育くみ、患者様ご自身のペースを取り戻しながら社会復帰を目指すための取り組みのひとつとして位置付けています。
当院のレクリエーションについて
レクリエーションの体制
当院では看護部を筆頭に診療協力部・事務部まで幅広い職種で各専門的な意見を取り入れ動いています。
当院ならではの特徴・強み
- 特徴としては体験・体感型のレクリエーションが多く、患者様の目の前で行う内容を基本にしています。
- 月に2回のレクリエーションがあり、時期に合わせたレクリエーションを行うことで季節感を感じることができます。
- レク委員会が月に1回あり、話し合いも随時行われており、常に患者様のニーズに合わせて流動的に行っています。
- 外に出て行う事も多く、リフレッシュな場になっています。
- 職員もレクリエーション時は制服を着ないで行う事で入院生活との差別化を図っています。
- 鯉のぼりやイルミネーション等があり、時期によっては外を見る事で季節を味わうことができます。
- 料理なども患者様の前で作ることで出来立てを届け、一番美味しい状態を味わうことができます。
- それぞれのレクリエーションの内容は本格的な物を出すように心がけています。
レクリエーション担当者の想い
私たちは、患者様の楽しみ・気分転換を大目標に季節感を大事にして月に2回のレクリエーションを計画しています。また、安全面の考慮も忘れずに内容や食事などを様々な職種のスタッフと検討しています。
夏祭りやイルミネーションはレク委員会メンバー全員で外に出て作成をしています。
職員一同「患者様に心から喜んでもらいたい」という想いから、病院一丸となってレクリエーションを届けることを心がけています。参加されている患者様も笑顔が多く、私たちにとって励みになっています。
レクリエーション年間スケジュール(R5年度)
※天候等の都合により、内容の変更または中止させていただく場合がございます。
4月 | 5月 | 6月 | 7月 |
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8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
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12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
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